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公明党は国民の命を軽視していないか

2006/07/11 09:42

 


  北朝鮮によるミサイル連射をきっかけに、政府・自民党内で発射前に敵のミサイル基地をたたく敵基地攻撃能力を持つべきだという意見が浮上しています。日本はまだミサイル防衛(MD)システムも整えられていませんし、仮にMDを導入しても、飛来するミサイルを全部撃ち落せるわけではありませんから、当然の議論でしょう。いや、危機は目の前にあるのだから、遅すぎた議論という方が正確かも。

 

 ところが、こうした当たり前すぎるぐらいの話に対し、公明党は「(北朝鮮ミサイル基地を攻撃すれば)全面戦争ということだから、慎重に検討すべきだ」(神崎武法代表)と反対する構えです。

 

 すぐ「全面戦争」というのも飛躍していますが、どうやら、公明党内には「平和の党たるわが党が日本の右傾化を食い止めるブレーキ役になる」「いずれは必要な能力かもしれないが、先の話だ」「日米安保条約に頼ればいい」といった認識が根強いようです。幹部らのオフレコの話を総合すると、そういうことになります。

 

 しかし、これは、北朝鮮によるミサイル攻撃に対して、日本国民を全く無防備で放置しろと言っているのに等しい。日本国内の右傾化という、実態をどこまで反映しているか分からない仮想の話を、目の前に迫った国民の生命・財産の危機より優先させていることになります。

 

 敵基地攻撃を可能とするミサイルの長射程誘導技術の研究については、昨年初め、公明党の強硬な反対で中期防衛力整備計画から削除された経緯もあります。いわば公明党は「前科」があるにもかかわらず、また国民の命を軽視する愚を繰り返そうとしているわけです。

 

 もっとも、長射程誘導技術研究の見送りの際には、自民党国防関係議員から公明党を説得するような強い動きはみられませんでした。自民党も危機意識の欠如という点では同罪だったかもしれません。

 

 飛来するミサイルを撃ち落すことができず、事前に敵基地をたたくこともできないとするなら、日本は丸裸も同然です。脅威は北朝鮮だけではありません。日本を射程に入れた中国の中距離ミサイルは60基以上の配備が確認されています。

  日本が必要最低限の攻撃能力を持つことには、一定の抑止効果があるのも間違いありません。むしろ、戦争を未然に防ぐことにつながり、平和の維持につながると思います。

 

 正直なところをいえば、日本は隣国に恵まれていません。日本を取り囲むロシア中国北朝鮮も核保有国であり、近海でミサイル発射実験が堂々と繰り返されているのが現実なのです。冷徹な国際政治の交差点で、公明党のように青信号で無理やりブレーキを踏もうとする方が危険なのではないでしょうか。

 

 公明党はかつて、インド洋にイージス艦を派遣する際も当初は反対し、防衛庁が「イージス艦は他の護衛艦より、空調がよく、隊員の負担が少ない」と説明すると、「人道的だ」として派遣を認めました。イージス艦の持つ戦略的意味よりも、自らの組織の婦人部などにどう説明して納得してもらうかしか考えていないかのような対応でした。

 

 いいかげん、国際社会の現実に目をつむり、日本の正常化の足を引っ張るのはやめていただきたい。自らが手足を縛った自衛隊に対し、いざというときだけ「何とかしろ」と言っても無理な相談です。自分と家族の身を案じる一人の国民として、心から、公明党にお願いしたいと思います。

カテゴリ: 政治も  > 政局    フォルダ: 指定なし

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コメント(17)

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2006/07/11 10:47

Commented by chrysanthemum さん

 核兵器保有については慎重にならざるを得ませんが、北がミサイル開発を続けるなら日本も抑止力としての核を(いっぱい)持たざるをえなくなる、というくらいの牽制はしておくべきかも知れませんね。

 
 

2006/07/11 10:54

Commented by 阿比留瑠比 さん

chrysanthemum様
 日本が非核三原則を見直すとの声明を出すだけで、相当びびる周辺国があると思います。

 
 

2006/07/11 11:03

Commented by こぬま さん

古本屋に行きますと孫子の兵法とか百円ぐらいで沢山売っています。
誰が読んだのだろうか?
あんなに並ぶのは売れているからだろう、と思う。

しかし、
マスコミや公明党社民党共産党議員には関係のない書物なんだろと思う。
読んでいるとはとても思えない発言ばかりします。

孫子の兵法とかいっても、
当たり前の事ばかり書いてある気もするのだけれど。

私の長年の疑問の一つなんです、
孫子の兵法誰も実行しない割に売れている。
不思議の国です。

 
 

2006/07/11 11:12

Commented by 阿比留瑠比 さん

こぬまさん
 そういえば不思議ですね。最近思うのですが、日本人は仮想の話と現実の区別がよくついていないのではないかという気がします。日本社会の思考・言論が見えない檻のようなもので囲われていて、日本人はそこから出られない‥

 
 

2006/07/11 11:58

Commented by こぬま さん

阿比留瑠比
『日本人は仮想の話と現実の区別がよくついていないのではないかという気がします。』
何故か自分だけは安全と確信しているのですよね。
皆他人事のようです。

イザ自分に降りかかると全て人に責任負わせますし。
オーイ自分の責任はないのか!?
と思わず言いたくなる場面も見かけます。

北朝鮮(この表現も厳禁でしたね最近まで)なんて可愛いですよね支那の装備に比べれば。
それも標的は日本だと言っているのですよね。
マア支那の方が正常なんでしょうけど。

核兵器だって外務省の役人が一言漏らせば良いのですよね、
酔った勢いで『何核兵器なんてもう準備は出来ているんだ』と。

 
 

2006/07/11 12:29

Commented by 阿比留瑠比 さん

こぬまさん
 ある政府高官によると、福田元官房長官に安全保障問題について提起したところ、「そういうことを話すからそういうことが起きるんだ!」と社民党のような反応を示して話にならなかったそうです。

 
 

2006/07/11 12:51

Commented by milesta さん

阿比留さんこんにちは。

企業の場合、事業計画をたてたりする時にまず現状分析から始めます。でも政治って現状分析がなくても出来てしまうんだなぁと不可思議です。そんな政党が与党の一角を担っているなんて恐ろしくてなりません。

>「そういうことを話すからそういうことが起きるんだ!」

言霊?(笑)政治家はいろいろな可能性のことを話さなければ仕事にならないと思うのですが・・・。

 
 

2006/07/11 13:01

Commented by 阿比留瑠比 さん

milestaさん
 こんにちは。日本は戦後長い間、米国の核の傘の下で安心しきっていましたが、もうそれが通用しなくなっています。それなのに、現実、現状と向き合おうとしない政治家がいかに多いことか。そして、その非現実な政治家たちを中韓が持ち上げると。罠にはまってますねぇ。

 
 

2006/07/11 13:49

Commented by こぬま さん

阿比留瑠比
福田さんのお父様の迷言を思い出します。
『人命は地球より重い』
で、譲歩することによってより多くの人命を危険にさらす事に気がつかない。
好い親子ですね。
最近思うのですが、平安時代の全くの平和な時代。
お公家さん等の腐敗により鎌倉、室町、戦国となり、
また江戸時代の平和な時代。
例えると平安時代のお公家さん達のうたた寝による混乱から武士が台頭して鎌倉に移行するような時代なのか?
それとも江戸から明治に移行する時代なのか?
江戸から明治なら良いけど、
どうも見ていると平安から鎌倉のような気がします。
結局は貴族化しかならない。
仮に自民党から民主党に政権が移ったとしても同じかもっと酷い。
たった四杯の蒸気船で太平の眠りから覚める事が出来ましたが、今はどうなんでしょうか?
幾らでも危険信号が出ているにも関わらず何も世論もほとんど変わらない。
政治家に至っては政権争いだけ。

阪神淡路大震災の時だって教訓が色々あったはず。
何も変わっていない感じがします。

 
 

2006/07/11 14:39

Commented by 阿比留瑠比 さん

こぬまさん
 阪神大震災のときは、村山首相と自衛隊嫌いの兵庫県知事のせいで被害が拡大しました。口先で平和を唱えるばかりで、目の前の現実に対しては何も行動しない人たちが、一番被害を拡大するといういい前例だと思います。
 21世紀は各国のエゴと本音がむき出しになる時代なのかもしれません。

 
 

2006/07/11 18:55

Commented by 涼月 さん

阿比留瑠比

古代ローマの格言だったと思うのですが「平和を欲するなら戦争に備えよ」という言葉があったと思います。
永世中立国であるスイスが重武装国家であることは周知の通りです。

公明党社民党や共産党は口先だけの平和を唱え、そのくせ何か起こったときには責任をとろうとしない。
阪神淡路大震災の経験を見てもわかります。

何かあるたびに平和、平和、平和と唱えていれば戦争に巻き込まれることは無いという。まるで宗教ですね。

 
 

2006/07/11 23:00

Commented by 阿比留瑠比 さん

suzutsuki様
 宗教のようにある行動様式を根拠なく信じ込んだ人に、どうやって現実を見てもらうか。見たいもの、聞きたいものだけを相手にした人に、どう真実を理解してもらうか。大きな壁を感じています。

 
 

2006/07/12 00:47

Commented by YAMATO さん

他国からミサイルを撃ち込まれて国民の生命身体財産に被害が及ぶ状態は、決して「平和」とは言えないでしょう。
公明党が「平和の党」と言うのなら、そうならないように、国民を他国の攻撃から守る手だてを講じてこそ平和の党と言えるのではないかと思うのですが。
慎重に頭をひねって「平和平和」と唱えていても、飛んできたミサイルは防げないのだから、ここは現実を直視してもらいたいものです。
日本の防衛に関する各政党のスタンスについて、いま、教育基本法の場合などとは比較にならない目で、国民は関心を寄せていることを肝に銘じてもらいたい。
ミサイルが飛んでくれば、宗教の信者もそうでない人にも、被害は等しく及ぶものであることも。

 
 

2006/07/12 06:54

Commented by - さん

阿比留瑠比さんおはようございます。
北朝鮮のミサイル発射は、過去の事例に比べ、より迅速な対応を取ることは、当然ですが、敵基地攻撃論に対し、公明党だけでなく、韓国中国も非難を始めました。

これら一連の動きから、松江にいたときの出来事を思い出しました。
それは、あるマスコミの方が、商工関係の方から講演を頼まれ、松江市が、隣の鳥取県米子市に比べ、停滞している原因を、「松江の場合は、このままでは駄目だ、何か新しい事を試みなければと、さんざん時間をかけ議論するが、最後は前例がないと、新たな事に踏み込めずにいる」と、分析しました。
そのお陰で、松江城を中心に、小泉八雲が愛した古い松江が残っていますが。
島根は、気配りと、根回しのルーツ竹下さんの故郷。
出雲は、神話のふるさと。国造りの神様、出雲大社があります。

裁判の判決の多くは、前例を重視。役人の逃げ口上の常套手段も前例がない。
既成概念を破り、新しいことに挑戦しようとすると、変人扱い。

やけどをしないと、火が怖いことに気がつかない、子供に例えてはいけないのでしょうが、日本人の性分のような気がします。

小生ブロガーの役割について掲載しました。

 
 

2006/07/12 08:39

Commented by 阿比留瑠比 さん

YAMATO様
 北朝鮮のミサイルが自分達も含めた日本を狙っているのだという明々白々の事実に目を向けてほしいですね。公明党は世論に非常に敏感というか弱いですから、みんなが注目して必要ならば声をあげることが必要です。

 
 

2006/07/12 08:42

Commented by 阿比留瑠比 さん

車好き隠居様
 そうですね。日本が被害を受けてから気づいても遅いんですけどね。前例主義というのは危ない思想です。車隠居様のブロガーの役割についての文章は読ませていただきました。

 
 

2006/07/12 09:25

Commented by - さん

追伸:
先ほどの前例話に落ちがあったことを忘れていました。

講演を依頼されたマスコミの方は、その後、松江市民を侮辱した罪で、追放され、転勤しました。

危ない思想です。

 
 
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