ひたすら長かった今回の安倍首相同行の旅も、あすのエジプトでフィニッシュです。エジプトには泊まりませんから、あと一度政府専用機の12時間コース1本勝負に耐えれば、懐かしのわが故郷、日本です(ものかすごく大げさですね)。ところが、一つ心配ごとがあるのです。
今回、私は飛行時間の無聊をなぐさめようと、本を5冊持ってきたのですが、最後の1冊ももう半分まで読んでしまいました。明日はドーハ・カイロ間で3時間20分の飛行時間が予定されていて、その間に読了してしまうのはほぼ確実なのです。帰りの12時間を本なしにどうやって過ごすか…。重度の活字中毒者には、けっこう真剣に恐ろしい事態になってきました。せめてあと1冊持ってくればと悔やまれてなりません。
と、どうでもいいことを記しましたが、本日は安倍首相と記者団による「内政懇」がありました。これは、カメラを入れず、首相と記者団が膝を交えるような距離で行う記者会見の一種というか何というか。公式の記者会見よりリラックスして話しましょうという趣旨ではあるのでしょうが、録音テープは回っているし。まあ、首相外遊時にはこんなことをやる慣習があるのです。
「内政懇」というぐらいだから、外交の話ではなく、国内政治情勢の話をメインに聞くのが普通ですが、今回は日米首脳会談で言及があった慰安婦問題に関する質問が出ました。短いやりとりですが、大事だと思うのでその部分を掲載します。あすは朝早くカイロに向けて出発するのと、その後はカイロでばたばた忙しそうなので、今のうちに。
《記者A 日米首脳会談でも慰安婦がテーマになった。首相は軍による強制性の証拠はないという認識に変わりはないか
安倍首相 そういう問題は、私が説明したことがすべてであって、私の考え、気持ちが間違って伝えられたと思うので、それを説明した。私の説明について、議会の指導者にも説明した。理解していただいたと思う。
(中略)関係ない質疑
記者B 日米会談での首相の慰安婦発言が、報道ではまるで首相が米国に謝罪したかのようになっている。元慰安婦に謝罪するのならまだ分かるが、米国に謝罪となると意味が分からない。ご所感は。また言いたいことはあるか
安倍首相 米国に謝罪したということではまず、全くない。当たり前の話だ。私の慰安婦の方々に対する気持ちが間違って伝わっていたので、私の率直な気持ちを伝えたということだ》
隠しても仕方ないので白状すると、記者Bは私です。質問はいったん打ち切られたのですが、「最後にもう一問」とねじ込んで聞いてみました。まあ当然といえばこれ以上当然のことはないという答えでしたが…。
正直なところ、私の頭の中で整理できていない部分、今後どうしたらいいのか分からない部分があって、本日は論評はしません。というか、疲れているしできません。いろいろな要素が絡み合っているようにも思えますし。ただ、こういうやりとりがあったということをお伝えしようと思います。
明日はいつエントリが更新できるか分からないので、とりあえずドーハの写真をどうぞ。かなり下手な写真ですが…。

海の色はエメラルドグリーンでした。この車はニッサンのとてもカッコいい「ムラーノ」ですね。サウジとアラブ首長国連邦でも見かけました。そして、次の写真は今晩の宿舎です。けっこうな高級ホテルなのですが、アブダビで度肝を抜かれてしまったので、今は感動が薄くなっています。

ロビーの写真です。こういうエキゾチック(?)な雰囲気の中を黒いチャドルの女性たちが闊歩しています。やっぱり得がたい異文化体験(浅いですが)だったなあと、眠気と戦いあくびをしながら思う私でした。


by akizuki
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