どうもこのところ、中国は沖縄を宣伝工作活動の目標に定めているのではないかと思えるふしがあります。沖縄は、中国と歴史的に関係が深い一方、米軍基地が集中し、尖閣諸島を抱えるなど、戦略的に重要な地域だからです。
沖縄在住の知人によると今月1日、東京の中国大使館の一等書記官が突然、沖縄にやってきて、那覇市内で講演したそうです。講演は、マスコミ関係者はシャットアウトされて開かれ、テーマは「米国の世界戦略と中国」で、内容はだいたい次のようだったと言います。
①中国は経済が驚異的に発展している
②中国では中産階級が増えている
③中国は平和を愛する国家である
④中国は、自ら他国に戦争をしかけたことはない
⑤尖閣諸島は中国の領土であり、それには明確な根拠がある
⑥東シナ海の石油ガス田問題は平和的に解決したい。中国は日中境界線のはるか中国寄りで試掘している
⑦沖縄が中国に帰属するかどうかは、琉球の民が決めることだ。中国からは言わない
③④⑤⑥は「はぁ?何ですって?」とでたらめぶりを笑っていれば済む話かもしれませんが、⑦はちょっと怖いですね。中国が沖縄を潜在的な領土だと考えているという話はよく聞きますが、事実のようです。
一等書記官は、会場から何か反論が出ると、「日本人は、米国というフィルターを通してしか中国を見ていない」と繰り返して煙に巻いていたそうです。また、③④については特に語気を強めて強調したとか。
沖縄では、ちょうど稲嶺知事が主要な財界人を引き連れて訪中し、返ってきたばかりだったこともあり、知人は「県内のトップと中堅オピニオンリーダーをまとめて取り込もうとしたのではないか」と推測しています。
この手の話は今回だけではありません。昨年は、中国共産党の機関紙「人民日報」の社長が沖縄入りして講演し、小泉首相の靖国参拝を批判していたそうです。
また別の人からは、中国は沖縄で、盛んに「中国人観光客が沖縄の観光産業を救う」と吹聴していると聞きました。沖縄を、本土と米国から離反させようと試みているのかもしれません。戦略的に重要な沖縄で反本土・反米感情が広まり、親中度が高まれば、中国にとっては軍事的にも大きな得点となりますし。
一方で、長崎・対馬はいまや韓国に占拠されつつあるという報道もあります。対馬の方は、西村慎吾衆院議員が来月行って現地調査をするそうですが、何とか早めに手を打てないものか。私と同じ阿比留姓が最も多い土地だけに、気になっています。
沖縄の件も対馬の件も、私の杞憂であればいいのですが。


by akizuki
写真・駐日中国大使から議員に…