本日は政治とは全くかかわりのない個人的な話を報告するので、そうした話に興味はないという方はご遠慮ください。
祖父が昨夜、94歳で永眠しました。数日前より、臓器がきちんと動いておらず、かなり危ういとは聞いていたのですが、急なことに、土曜日に福岡に駆けつける予定だった私は間に合わず、東京で訃報を聞くことになりました。
享年94歳であり、天寿をまっとうしたといえますが、様態が急変してからはあまりに早い展開でした。クリスチャンだった祖父は、亡くなる前日まで意識は明瞭で、病室に牧師を呼び、賛美歌404番をともに歌い、納得した上での旅立ちであったようです。
送別を歌ったこの賛美歌を披露した後、祖父はやるべきことはやったという安心を抱いたかの様子だったと言います。その後はうとうと眠りがちとなり、静かに息を引き取りました。
記憶にある幼稚園時代から、近くの山登りに連れて行ってくれたり、散歩の供をおおせつかったりで、本当に可愛がってもらいました。この歳になっても、自分に愛情をもって接してくれたに肉親の喪失は胸に穴が開いたように感じます。
祖父は、輸血などの延命治療を受ければ、もう少し生き長らえることもできたそうですが、それは拒否したそうです。死に目に会えなかった初孫である私にはとても残念でありますが、と同時に、そうだよなと、深く納得した次第でもあります。
祖父が入院前にすごした自宅のベッド横には、拙著「政権交代の悪夢」と「決定版 民主党と日教組」が置いてありました。ああ、私のことをずっと気にかけてくれていたのだと、そして、もう二度話しかけてはもらえないのだと、そんな当たり前のことが胸に突き刺さるようでした。
自分がいかに多くのものを祖父に教わり、また、祖父の言葉を支えにしてきたか、いまさらのように身にしみています。本日、遺体を前に何度もつぶやいたことですが、本当にありがとうございました。
※追伸

祖父の家で遺品を見ていたところ、昭和12年春、来日したヘレン・ケラーにインタビューした西南専門学校(現西南学院大)新聞部時代の祖父の写真が出てきました。歴史とは意外と身近なものなのだと改めて感じた次第でした。


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