6度目の正直、とでもいいましょうか、とうとう小泉純一郎首相が8月15日に靖国神社に参拝しました。この意義はとても大きい。大方のマスコミは「国益を損ねる」と見当外れの批判をしているようですが、逆に、大いに国益を増進させた参拝でした。
小泉氏は、あまり勉強家でも理論家でもないので、これまで局面、局面においては批判もしてきましたが、きょうは手放しで絶賛したいと思います。その理由は、きょうの夕刊(大阪版)に日中関係を構造改革し、正常化したと書きましたが、もう一つあります。
小泉氏は、きょうの参拝後のぶらさがりインタビューでも「日本の地位のある政治家は中国や韓国のことを批判してはならない」というタブーを破りました。江藤淳氏の言う「閉された言語空間」から飛び出し、また一歩、日本を普通の国に近づけたのだと思います。
「閉された言語空間」によると、戦後、GHQが厳しい検閲で削除、または発行禁止の対象とした表現は、次のようなものでした。
・SCAP-連合国最高司令官(司令部)批判
・極東軍事裁判批判
・SCAPが憲法を起草したことに対する批判
・検閲制度へ言及
・合衆国に対する批判
・ロシアに対する批判
・英国に対する批判
・朝鮮人に対する批判
・中国に対する批判
・他の連合国に対する批判
・連合国の戦前の政策に対する批判
・戦争犯罪人の正当化および擁護…など。
日本は占領期に朝鮮人と中国に対する批判を封じられたというわけですね。上記の項目を見ていると、なにやら今朝のテレビ番組で見た加藤紘一・自民党元幹事長の主張ととても似ているのが不思議です。加藤氏は東京裁判を否定してはいけないとか、いろいろ話していましたが、まさに「占領行政の申し子」という印象を受けました。
憲法がGHQ製であるという今では当然の事実ですら、長い間、語ることはタブーでしたね。戦犯の正当化と擁護を最も嫌がっているのは、もはや米国ではなくて加藤氏ら一部の日本人だと思います。
しかし、小泉氏は違いました。きょうのインタビューでも、「中国、韓国は日本の安全保障理事国入りに反対しています。これは日本にとっては不愉快だと。だから私は『中国、韓国とは首脳会談を行わない』と言ったら、どちらを批判するでしょうか。私は中国が反対しても、韓国が反対しても、『首脳会談をすぐ行いましょう』と言っているんですよ。今回もそうですね。私が拒否しているんじゃないんです」と明確に反論していました。
また、よくポチと揶揄される対米姿勢についても「中にはね、『小泉がアメリカと親しい』と。『アメリカのブッシュ大統領が靖国参拝するなと言えば、しないだろう』と。そんなことはありません。ブッシュ大統領が『靖国参拝するな』と私に言ったとしてもですよ、私は行きます。もっともね、ブッシュ大統領はそんな大人げないことは言いませんけどね」と明快に語りました。最後の部分は中国、韓国や日本のマスコミに対する痛烈な皮肉にもなっていますね。
大げさなようですが、きょう、私は「日本は独立国になったなぁ」と感じています。まだまだ、軍事的には全然、独立状態にはありませんが、精神が自立できれば、いつかは本当の「普通の国」になれる。そう信じています。
日本を「永遠に」(江沢民・前国家主席)朝貢国にしておきたい中国と、もともと靖国神社とかかわりは薄いのにその尻馬に乗った韓国、GHQが去った後もそのマインドコントロールから脱出できない大手マスコミ…。小泉氏のきょうの参拝は、そうした打破すべき戦後構造を打ち破る第一歩だったのではないでしょうか。
気分が高揚して筆が先走った部分もあるかもしれませんが、けっこうまじめにこんなことを考えています。


by kakasai
東京を離れて署名してきました…