本日の本紙政治面には、公明党の新執行部人事が載っていました。「公明党枠」の入閣者は、現幹事長の冬柴鉄三幹事長だそうてず。冬柴さんというと、一番最初に「熱心な外国人地方参政権付与法案の推進者」という連想が働きますね。あと、自民党の山崎拓前副総裁、二階俊博経産相らと仲がいいんだよなあ…。
で、ところで先日、このブログでもたまに「某与党」と名を伏して書いているある政党の国会議員さんと会食する機会がありました。この人は、私のブログを読んでいるとのことで、「どんな記者が書いているのか知りたい」とお誘いがあったのです(警戒されたのでしょうか?)。私も、直接某与党を担当したことはなく、関係者の知り合いも限られているので、この際、率直な意見交換ができればとお受けしました。
例によって私は、会合の最初から最後までビールを飲み続けていましたから、話したすべてを記憶しているわけではありません。また、私と飲んだ相手の某氏が、某与党の政策や基本方針を代表しているわけではないでしょう。ですから、あくまでこういう考え方の議員もいるという参考としてお読みください。
先方は私に「あんまりすぐブログに書かないでよ。でも、私は基本的には『オフレコはなし』の男だから」と言っていましたから、会話の内容を記してもいい、ということだと理解しています(完オフだと言われたら書きません)。また、記憶にあること、関心のある事項だけを書くことをお許しください(どうでもいい馬鹿話がほとんどだったと思います)。
■人権擁護法案と外国人参政権付与法案
私 「次期首相となるだろう安倍氏は、人権擁護法案と外国人参政権だけは絶対に認めないだろう。だから、某与党にもそれを持ち出すメリットはないですよ」
某議員 「その二つはうちでだれも本気でやりたいと思っていないよ。両方とも、うちが言えば言うほど、何か狙いがあるのだろう、票目当てだろうと勘ぐられるばかりだし」
私 「ただ、参政権については冬柴幹事長がかなり熱心ではないか」
某議員 「冬柴さんは、この問題を自民党の竹下元首相に依頼されたという思いが強いようだ。しかし、全党的にやろうという感じはまったくない」
=油断するわけではありませんが、実際そうなのかもしれません。安倍氏が幹事長時代、「公明党からいろいろ聞いたけど、本当に参政権を強く主張しているのは冬柴さんだけのようだ」と聞いたことがあり、符号するなと感じました。
私 「憲法改正は実際問題、時間もかかるし、議席の問題もあり難しいかもしれない。だけど、安倍さんは集団的自衛権の政府解釈見直しは本気だと思う」
某議員 「それは当然だと思う。個人的にはこれは見直したほうがいいと思う」
私 「防衛庁の省「昇格」は冬柴さんも熱心だが」
某議員 「それは私も個人的には賛成だ。ただ、わが党の党内手続きに問題があり、反対したことがある。執行部が何も議論せずに、一方的に『こう決めたら』と言っても従うわけにはいかない」
と、法案や政策の説明に行った際の某与党議員は物わ
かりがよく、安心できるそうです。ただ、個人はそう
でも、組織としてそうかは別なので…
■ 教育基本法と日教組問題
謀議員 「教育基本法改正に反対はしないが、改正したからといって教育が即よくなるものではない」
私 「それはそうだが、問題の建て方が違うと思う。教育基本法を改正することによって、教育現場を『不当に支配』してきた日教組を押さえつけることができる。日教組の政治活動を押さえつければ、教育もよくなるだろう」
某議員 「それは理解できる」
私 「某与党は幹事長、国対委員長会談で地方公務員法と教育公務員特例法改正に合意しておきながら、一部支持者の反対で取り下げてしまった。しかし、民主党の参院議員会長は日教組を背景とした輿石東氏であり、来年の参院選のテーマの一つは、公務員問題になる。小泉さんが郵政労組をたたいたように、安倍氏は日教組と対決するだろう」
某議員 「山梨県教職員組合に限らず、地方公務員や教員が、行き過ぎた政治活動をすべきではないということは私もそう思う」
私 「ぜひ、党内でコンセンサスをとってほしい」
=今朝、山梨県の知人から入った連絡によると、同県選出の輿石氏と、輿石氏と近い関係にあるとされる自民党の中島真人氏は、ともに知事選を控えた現職知事支持を明確にしたそうです。現職知事もまた、山教組の組織選挙で当選した人です。学校の先生の本業は選挙ではなく、教育であるのは言うまでもないはずなのですが…
■ 靖国問題と信仰
私 「某与党が政教分離を言うことには、正直なところ違和感がある」
某議員 「子供のころから、神社に入ってはいけないと言われていたが、境内でよく遊んでいた。靖国参拝は、自身の信仰としては受け入れられないが、冷静であろうと思う。支持者たちにはこう言っている。『万が一、わが党の代表が首相になった場合、正月の勤行に行くなと言えるだろうか』と…。また、靖国を問題にする以上、歴代首相の恒例行事となっている新年の伊勢神宮参拝も言わなければいけないはずだが、党内では『あれはまあ、いいよ』という雰囲気だ。ちょっと矛盾している」
=非常に率直で、信仰を持つ人としては、自らを客観視したとてもバランスのある話ぶりだと感じました。私個人としては、公人として堂々と参拝してもらいたい気持ちがあるのですが、憲法上うんぬんとしつこく言われるのであれば、小泉流に「心の問題だ」というのも仕方がないかとも思います。
少なくとも、首相といえども個人の信仰・気持ちのレベルで私的に参拝することに、いかなる団体、個人も文句をつけることはできないと考えるからです。
さて、このブログの読者諸兄はいかがお感じになったでしょうか。あくまでたった一回の酒の席での話ですので、たいした意味はないのかもしれません。また、この人がそうだからといって、某与党全体がそうだというわけでもありません。この人は、某与党が信仰も含めてもっと赤裸々に自身を公開すればいい、という考え方のようでした。
表現やニュアンスについて、某議員から「そういう意味ではなかった」と訂正要求があり、私が「ああ、そうだったか」と納得したならば訂正いたします。そう間違ってはいないと思いますが…。まあ、みなさんの何かの参考になればと思い、書きました。某議員さん、これに懲りずに、また一杯やる気があればよろしくお願いします。


by saxophone
短信・金環日食で始まる一日