中山成彬前国土交通相はきょう午後、
以下が記者会見の様子です。全文掲載といきたかったのですが、イザブログの字数制限に引っかかるので、重複質問・回答など一部は削っています。あしからずご了承ください。

中山氏 本日は次の衆院議員選挙に出馬しないことを表明させていただきたい。今回の一連の騒動については国を思う余りの心から出たこととはいえ、心ならずも沢山の関係者の方々の心を傷付けてしまった。改めておわび申しあげたい。また、県内の方々、せっかく国土交通相という道路整備の一番遅れた宮崎県で待望の大臣が出たのに喜びも束の間、辞任することになった。その間、後援会の皆様、育ててくださった皆様にどれだけの苦痛を落胆を与えたかと思うと胸が張り裂ける思いがする。不出馬を言うことは、なんともいえない寂しさもあるが、これまでの経緯を通ってみると、この際はいったん身を引くべきじゃないかなと考えている。
麻生総理が言われるように日本はとてつもない力を持った国民であると信じている。原爆や空襲で何十万人が亡くなったにも関わらず日本は米国を許している。世界ではまだまだ沢山の方々が憎しみの連鎖で殺し合いを続けている。100年ほど前に来日した…著名な学者が非常に日本人のような民族を残してくれたことに感謝するといわれた。今、日本は混迷の中にある。
昨日たまたま事務所に帰ったら
最後になりますが、マスコミの集中砲火を浴びている中で何万、何千という方々が電話をしファクスを送って、「あなたの言っていることはまちがっていない。頑張れ。自民党を見直した。どうしたら中山さんを応援できるのか教えてくれ」という声がすごかった。かからなかった電話も多かった。私は政治の世界から身を引くから応援してもらうことができなくなった。しかし、みなさんの力を、皆さん方の地区の私と同じような考え方を持った同志を応援してもらいたい。応援していただき、国政を変え日本を変えてもらいたい。これが私からの心からのお願いだ。感謝でございますが、マスコミの皆様方、私に国民の関心を引くためにご協力をいただいた。あらためて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
記者 不出馬の経緯は
中山氏 憂国の情の発露とはいえ、関係の沢山の方に迷惑をかけたことにつきるかと思う
記者 後継についてはどう考えているか
中山氏 辞めていく人間が後継云々を言うのはおこがましいことだ。心の中にはこの人に出て欲しいなという気持ちはあるが、ここで言う事は差し控えたい
記者 次期衆院選に宮崎1区で出馬しないということは完全に政界を引退するということか
中山氏 今回の発言で色々な方々に迷惑をかけたが、こういうやり方ではなく国民に訴えかけるやり方はなかったのかと自問自答している。しばらくは、心の中を見つめていきたい。昭和57年に宮崎に帰って参ったときと政治に対する情熱はいささかも衰えていない。いつかお呼びがあれば出てくることはあるかもしれないが、私の大好きな「男なら」という歌を思い出すが、皆さんカラオケでも歌ってください。街に出て唄って、人々が動くことが景気がよくなることではないか
記者 次の次の衆院選や別の選挙に出ることを否定しないということか
中山氏 いつか時代が要請したらそういうこともあるかと思うが、当分は反省の日々を送りたい。さっきの言葉はアインシュタインですよね。いつものことながらお言葉足らずで皆さん方にご迷惑をおかけする
記者 国政復帰への意思は
中山氏 今は全くないが、いつか時代がそういうことを求めときがあるかもしれないなという感じはあるが、今はひたすら自分の内面と向き合っていきたい
記者 「心を傷付けた人」には日教組を含むか
中山氏 日教組に入っている方の中にもお付き合いで入っている方もいる。ほとんどの教師の方は一生懸命だ。自分の生活を犠牲にし、健康までも犠牲にして頑張っている先生方を沢山しっている。何とかしてあげたいと文部科学相のときも文教制度調査会長でも待遇改善に一生懸命取り組んできた。ただごく一部の過激な人たちの声が大きい。その人たちが害悪を流しているんだと何度も何度も訴えてきた。ご理解いただきたい
記者 後継に東国原知事を推す声が党内でも上がっているが
中山氏 聞いていません
記者 推す声があったらどう考えるか
中山氏 何となく以心伝心で分かるような気がするんですけどね。私が後継者について言及するのは出過ぎたことだと思う。今の立場としては
記者 森元首相とどのような話をしたのか。それにより引退決める要因になったか
中山氏 尊敬する森さんには「陰腹」という言葉を教わった。「森さんには陰腹を斬るつもりでやっている」といったら「うんうん」とおっしゃっていた。それでおわかりいただけたと思う
記者 不出馬を決めた時期はいつか。それと、党本部から働きかけがあったのか
中山氏 全くない。後援会幹部に意思伝達したのが昨日。県連にもまだ伝えていない。そのことについては申し訳なかった。ただ事前に相談するようなものじゃないんじゃないかと失礼を顧みず今日まで至ったことをおわび申しあげたい
記者 1週間前に日教組の問題を火の玉になってやると言った。燃え尽きたか。それとも今後も訴えていくのか
中山氏 教育正常化のためにこれからも火の玉となってがんばります。何と言っても子供たちが心配だ。国土交通相になった。安心安全な国土を作ることも大事だが、そこに住む子供たちが幸せでなかったら何にもならない。そのことを考えて、子供たちの幸せな人生のためにも教育は正常化しなければならないという信念はいささかも変わらない
記者 日教組はがん…
中山氏 がんの方が気を悪くするんで。摘出すべき一部である。これは排除しなければいけない
記者 急遽決まった印象があるが、いつ決めたか
中山氏 身内から騙さなければいけないのが一番辛かった。私は森元総理とだけ相談して今日までやってきた。麻生総理に伝わったのは4日くらい前、森総理を通じて、私がこういう形で次は出ませんということをお伝えくださいと申し上げた。麻生総理には辞表を提出するときに「御前に腹を切りに参りました」と伝えたので、おわかりになったのかな、「まことに残念」という一言だったが万感こもっているなという感じがした。組閣でごねたという報道があったが、行革担当大臣の提示のときに、もっと大きな、みんながよく知っている大臣がほしくて、町村官房長官通じて話したらすぐ国交大臣という話が来たので以心伝心だなと本当に驚いた(中略)
記者 歴史教科書問題について自虐史観はいけないといっているが、ものが言えない時代になったと思うか
中山氏 本音と建て前があり、国民の皆さん方が本音でいっているか建前でいっているか分からない。それが問題だ。民主党のマニフェストが問題だ。耐震偽装から始まり、食品偽装、汚染米まで出てきた。金儲けのためなら騙してもいい、毒米を売ってもいいという世相のなれの果てが民主党だ。政権を取るためなら国民を騙してもいいというのは天下の公党として許されることではない。本当に国民のことを思えば、国民生活を混乱に陥れて、自民党のせいだといって政権を取ろうとする。本末転倒だ。国民のためを思うならあんなことをしてはいけない。
一番残念だったのは、私の東大、大蔵省の同期の武藤君が日銀総裁になれなかったことだ。何ですかあれ。天下りだからけしからんとか、財政分離だから駄目だとか。私は、日銀総裁は私の小林の大先輩、森永さんがいるが財政も金融も国際経済、社会、すべてのことを学んだ最高の人が日銀総裁になってほしかった。マスコミが分かっていると思う。米金融危機でも日本もカネ出さざるを得ないが、一言、カネを出すけど米国もしっかりしてくれ、基軸通貨を守るために考えてくださいといえるくらいの日銀総裁がいてもよかった。武藤君ならそれを言ったと思う
記者 なぜ議員辞職でなく立候補見送りか
中山氏 4年間の付託を得て出ている。職責を全うするのは当たり前ではないか
記者 衆院選で県連は不出馬ということになると探さなければいけない。後継者について算段をしたか
中山氏 辞めていく人間が後継者云々をいうのはおこがましい。大丈夫ですよ心配しなくても自民党県連が後継者を探しますよ。私が口を挟む立場ではない
記者 東国原知事の件だが、「以心伝心」とは何をさすか
中山氏 会っていないけど何となく彼の気持ちは分かる。私も彼も旧薩摩藩、島津の所なんですね。篤姫で有名になったが、女の道も一本道ですが、男の道も一本道なんですよ。私たちはそういう気風の中で育った。だから以心伝心で分かると申し上げた
記者 実際に東国原や関係者に話したか
中山氏 意識して避けていた
記者 後援会が東国原に打診したというが
中山氏 それはないでしょう。後援会に話をしたのは昨日ですから。時間的に無理ですよね
記者 東国原が何を考えているかが分かるのか
中山氏 薩摩の国というのは西郷隆盛の歌があるが「国のためなら死ね」という。国のためなら一身をなげうつというそういう気持ちはもっているんですよ。みんな。そういう風潮が残っているなというのが、東国原知事の日頃の言動を見てそう思っているから、私は何も指名する立場ではないことが分かっているから黙っている
記者 一連の発言について後悔しているのか
中山氏 国交大臣を受けたときに思いましたよ。やりたいこともいっぱいあった。宮崎のためにも高速道路は県民の念願だったから。だけどあのころの世論調査をみていて自民党が負けるのが必至だった。「一ヶ月大臣」よりも「5日大臣」を不名誉だが選んだ。本当にこのまま大臣でいたい、国交相として地元に帰りたいという気持ちがあったのも事実だがその未練を断ち切るのも日本のため、国民の皆様が気付いてもらうためには大事なんじゃないかと思ったわけだ。
民主党マニフェストをみると高速道路は無料。年間2兆円、高速道路を作るため道路公団は40兆の借金を背負い、45年間で払うことになっている。この返済と、新しく高速道路を造るためのお金だ。無料化するというのは新しい高速道路ができないということだ。県民のためにも、身を投げ捨ててでも、自民党が勝たなければならないのだということを私は判断したというわけだ
記者 (夫人の)恭子さんには相談したか
中山氏 家内とは女房というか同志なんですよ。私は彼女がやっていることはよく分かっているし、彼女も私が何をしようとしているかよく分かっている。だから「あなたの信念の通りやりなさい」とずっと後押ししてくれている。ありがたいことです
記者 恭子さんと一番最後に話したのは
中山氏 夕べ電話がかかってきた。「くれぐれも言葉に気を付けて。言葉狩りにあわないように」とね。優しいですね
記者 不出馬は決意していた
中山氏 女房には前から言っていましたから。陰腹という言葉を言いました
記者 奥さんを後継にという考えは
中山氏 全くありません。家内は参院の比例代表で、とても大事な拉致問題を担当している。考えられませんよ
記者 誰かが出たら応援するか
中山氏 自民党の方から応援に来てくれといわれたら身を粉にして走り回る。自民党に勝ってもらわないと日本が駄目になるという強い決意でやっている
記者 5日大臣を選らんだというが、辞任することによる自民党のダメージと日教組の発言は釣り合うものか
中山氏 日教組の発言はこれまでも色んなところで話したが、国交大臣室で言ったら飛びついてきたので、しめしめと思った。この際、せっかくマスコミの皆さんが注目して頂いているのだから、日教組の実態について国民の皆様方に気付いてもらう絶好のチャンスと思ったことも事実だ。
国交省の方々、私をかばうために一生懸命やってもらった。わずか5日間だが素晴らしい方々に巡り会った。レクチャーを聴く中で民主党は脱ダム宣言、格好いい言葉だが、これから地球温暖化で大雨が降り、洪水が出てどうするのか。治山治水は政治のはじめ。政治家として一番最初に考えなければいけないことだ。そういうことも考えないで国民受けすることばかり並べたマニフェストを、国民の皆さんに理解してもらい気付いてもらうためにここに立っている。そのことを言うために辞めたという面もある
記者 マスコミの注目を頭に入れたのか
中山氏 麻生さんが言うように日本の国を任せられるのは自民党。決して民主党ではない。そのことを国民に分かってもらうのはどうしたらいいかと思っていた。その過程で、心ならずも色々な方の心を傷付けてしまった。深く反省し、自分の心と向き合いたい(中略)
記者 日教組批判をしたときからそういう思いがあったか。いつの時点から
中山氏 日教組批判をしたときから私の戦いは始まっていた。なぜ民主党ではいけないか。民主党になれば日教組がますます幅をきかせます。日本の教育はますます駄目になる。次に言いたかったのは自治労、社保庁の問題。
この際だから申し上げるが、社保庁の問題、社保庁の組合は強力な民主党の支持母体だ。この人たちがもの凄い政治活動、選挙運動をする。参院選で比例代表トップだったのは社保庁の組合ですよ。50万票。社保庁は1万人くらいしかいない。仕事をしないで、選挙運動ばかりしている。本来の仕事をしていないからこそあれだけの年金の問題が出てきた。
恥ずかしげもなく職員が、「こんなこともしていない」「あんなこともしていない」と民主党議員のところにもっていく。内部告発する。それを民主党議員が国会で政府はけしからんという。厚生労働大臣は頭を下げっぱなし。最初が悪かった。はっきりと、それは社保庁の組合員が働いていないからだと言えばよかった。国鉄と一緒だ。国鉄問題も組合が働かなかったということをいったからこそ改革ができたが、民主党が政権を取ったら社保庁解体を元に戻し、こともあろうに国税庁と一緒にする。冗談じゃないですよ。国税庁まで社保庁と一緒になってしまったら、日本の徴税機関はどうなるか。このことだけでも、絶対に民主党政権になってはいけないと固く信じているからこそ、日教組批判、自治労批判を展開している。
記者 国政の混乱を避けたいため辞職すると…
中山氏 そんなことは言っていない。心ならずも色々な方々に迷惑をかけた、心を傷付けたから一回反省するために私は身を引くと言っている(中略)
記者 大臣を辞任した段階で出ないといえたのではないか。
中山氏 それは時間差攻撃ということもありますからね
記者 いつ出ないことを決めたか
中山氏 今は言えない。いつか言えるときが来ると思う。だいぶ以前のことだということだけ申し上げておく(後略)

…日教組については、組織率が低下しているなどとして甘く考えている人が多いのですが、二度目の大臣に就任した与党のベテラン政治家でも、相当の覚悟をしなければ批判も追及もできないほどいまだに強い影響力を持つ存在だとも言えます。多くのマスコミにとって日教組は思想的同志であり、仲間であり、広告の出稿を受けている相手なのですから。また、参院のドンの立場にあるのが、日教組の親玉である民社党の輿石東参院議員会長なのですから、日教組に都合の悪いような教育関連法案は当分の間、成立させることは不可能ですし。
もとより、日教組にも過激なところと穏健なところがありますし、所属教員も一人ひとり見れば立派な人も見識ある人もたくさんいるのは当然です。だからといって、日教組全体を見る目を曇らせてはいけないと思うのです。で、今回の写真には特に意味はありません。上の二つは休日に自宅でブログを書いたり、コメントへの返事を考えたりしているときの私の様子です。また、下の写真は夕食前の我が家の食卓です(うそ)。先日、都内某博物館で気に入ったので撮っただけのものでした。



by saxophone
短信・金環日食で始まる一日