2年8~9カ月前だったか、会社から記者ブログを始めるようにと言われたときに、不安を覚えると同時に、「しめた。これで書ける」と思ったことがあります。それは、全国版では産経しかまともに取り上げなかったため、いつのまにか初めからなかったことのように沈静化してしまった山梨県教職員組合のさまざまな問題点について、これからも書く場が与えられたという喜びでした。また、日本をその土台から腐らせ続けている日教組やその仲間たちを好きなように取り上げられるという点もうれしく思いました。
新聞は、原則としてそのときどきの「ニュース」や「トピック」でないと紙面に載せられません。産経は山教組問題と民主党の輿石東参院議員会長のかかわりについて一時はキャンペーン的に報じてきましたが、新たな動きがない限り、何度も繰り返し同じ問題を追及することは、限られた紙面の中ではできないのです。
それで、2006年6月13日に「命がけの告発と民主党」というエントリをアップしたのをかわぎりに、これまで何十本もの関連エントリを書いてきました。私がこの場で細々と何を書こうが、大勢には何の影響もありませんが、それでも、「初めて知った」「驚いた」という反応が少なからずあるので、決して無意味だとは思っていません。というわけで、本日も山教組・輿石氏ネタです。
きょう取り上げる話については、2003~4年ごろから聞いていたことですが、資料(コピー)が手に入ったので紹介します。要は、山梨県の小中学校の修学旅行や社会科見学で国会見学を行う際は、なぜか輿石事務所を通すという意味不明な慣習が、長年にわたって続いているというお話です。まずは、2枚の文書にざっと目を通してください。


…つまり、来年の修学旅行や社会科見学の日程を担当者が計画する時期になると、輿石事務所からの案内文が山梨県に9つある教育会館を通じ、まるで指令のように各小中学校にファクスされてくるというわけです。
ここで言う教育会館については、今年10月20日のエントリ「山梨県の教育会館に関する平成16年の自民党調査報告」を参照していただければ幸いです。ざっとおさらいすると、教育会館とは、県教育委員会の公益法人の形をとっていますが、「実態は山教組の支部事務所」(山梨県の教員)であり、現に各教育会館の管理責任者は山教組支部の書記長が務めています。
山教組元委員長で、現在は民主党のネクスト副総理である輿石氏の事務所から、山教組の地域支部を通じ、現場の各学校に流れくるわけですから、山教組の組織率95%といわれる山梨県ではこれは絶対です。もともと国会見学は、何も輿石氏の事務所を通さなくても他の議員事務所でも便宜を図ってくれるでしょうし、もっと言えばそもそも国会議員に頼らなくても直接、国会(参院)に申し込めばきちんと案内者をつけて対応してくれるものです。
それなのに、なぜかすべて輿石事務所に申し込むような形になっていて、実際の見学にも輿石氏の秘書が立ち会い、あいさつを行うこともあるのです。では何のためにこんなことを続けているのか。山梨県のある教員は「おそらく、教員に対して力を誇示し、支持を訴える輿石氏の間接的な選挙運動みたいなものだろう」という見方を示しています。そして、山梨では教育現場は輿石氏が支配する聖域のようになっているので、自民党議員も含めだれもこれに異をはさまないと。
私の個人的体験を語ると、小学校の5年生ぐらいまでは、尊敬する先生方が支持する社会党が一番立派な政党なのだろうと漠然と信じていました(この迷妄からは後に覚めましたが)。ですから、山梨の児童・生徒の中にも、国会見学をセットしてくれ、担任の先生方がぺこぺこしている輿石氏はさぞや立派で偉い人なのだろうと勘違いする子もいるかもしれません。そんな素直な子が将来、その素直さゆえに反日教科書を頭から信じ、道を踏み外さないことを祈るばかりです。杞憂であればよいのですが。


by saxophone
短信・金環日食で始まる一日